結城 綾乃の小説置き場

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ガーリー2

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魔術学校の問題児!

心の波紋

こんなことを何回も繰り返せば、いずれは私たち人類が滅びてしまう。実際、魔物の封印が解けた年にだけ、多くの人々がなくなっている。それも、なくなる人が増え続けながら(・・・・・・・)
 そんなことを知りながら生きていくのはごめんだ! 人類は、魔物と共存すればいいのに…。
「校長先生…私たち人類と魔物は共存することはできないのですか?」
「リル…残念だけど、それは難しいわ。あなた、何ページまで読み進めたの?」
「う~ん…5ページです。」
「あら…もっと読み進めたほうがいいわ。確か、12ページに【人類と魔物の共存】について語られているわよ。」
 プディンバード校長は、私の問いに答えた後、すぐにエレナのほうへ向きなおった。
 
 そのあと、11ページを読んでみたが【人類と魔物の共存】はありえない、そもそも魔物と人類は対話できないため共存なんてもってのほかだ、などと批判の声が書いてあった。辛い現実だ。
 あぁ…。ほんと、私はstupid(バカ)ね。
 でも…そんな魔術ダメだ。もっと、副作用というか…条件がないものを作れないだろうか…?
 わ、私が作っちゃおうかな…なんて、出来るはずないじゃない。
 
「リー?どうしたの、深刻な顔しちゃって。リーらしくないわ。こっちの気が狂いそうだわ」
「あぁ…ごめん。ちょっと考え事をしていてね」
「そう…その考え事、後で聞かせてちょうだいね?…今、プディンバード校長と話し合った結果を報告するわ。どうせ、内容なんてわからないだろうから、わかりやすく簡潔に言うわよ?これからの活動に影響があるからよ~く聞いてね」
 うぅ…なにげにひどいやつだ。
「うん…」
「まず…」
 エレナから聞いた話はこうだ。
 まず、修行について。本来なら修行は必要だが、今は切羽詰って時間などないので、旅のときに魔物が出てくるだろうからその時に戦ったりすることを修行の代わりとするらしい。
 そして、旅の経路については時間がないのでエレナの案―電気都市グループが閉鎖している道を進むのだという。だが、海賊それから、電気都市グループが的に回るため、命の保証はないとのことだ。
 正直怖い…。でも、みんなに心配はかけられないから平気なふりをしなくてはならない…。
 もしかしたら、一人の方が気楽かもしれないな…。
「え、エレナっ!か、顔色悪いけど大丈夫?私、勇気がみなぎる…」
「私は大丈夫。だけど…リー…リーの方が心配だわ。顔色が悪いし…それに、声も震えているじゃないの」
 バレ…た。私ってメンタル面弱いのね。
「バレっちゃった~!でも、私は本当に大丈夫…?ごめん…私、ちょっと寮に帰るね」
「うん…」
 
 あぁ~。心配させちゃった。どうしよう。
こんなんだったら一人の方が良かったかもな…。
「リル…リル・アドレンゼさん」
「ひゃっ!?」
 とっさに後ろを向いてみると、同じ部屋のミクル・アロードがいた。
「び、びっくりさせてごめんっ!私…自慢じゃないんだけど、人が悩んでる時とかお、オーラでわかるの。変だよね…あたし。」
「そんなことない!むしろ、すごいことよ。友達思いの能力じゃない!」
「ありがとう…私、こんなこと言われたの初めてよ。と、友達に…なりません?あ、い…嫌だったら…いいよ。私なん―」
「―ミクル…すぐに、“私なんて”なんて思っちゃダメ!自分に自信を持つの!」
 
「それもそう…だね!私、誰かに叱られたことって初めて…」

 それから、ミクルは自分のことについて話し始めた。
 ミクルの母は、ミクルを産むときに亡くなったそうだ。それから数年後、お父さんも仕事中の事故で亡くなった。両親がいなくなったミクルは父方のお母さんに引き取られたのだが、ミクルはなんらかの理由で嫌われており、寮制の学校―魔術学校に事実上押し付けな入学となったのだ。
 そんなことを聞いたら…私まで同情してしまう…。可哀想だ…なんて思っていたら、ミクルが遠慮深そうに話しかけてきた。
「…あ…あの…気を悪くさせちゃってごめん…。やっぱり、私の話なんか聞いたら心が沈んじゃうよね…うん…そうだよね…」
「確かに心はしずん―」
「―ごめんなさいっ」
 ミクルはそう言って、寮室から飛び出してしまった。
 やってしまった…。せっかく仲良くなり始めていたのに…チャンスを潰してしまった。
)
私はどこまでstupidなのよ!
自分を呪いたいと思うわ…
切実に
これから…どうしよう?
ミクルを呼ぶ?

 

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